家庭菜園・プランター菜園

『一粒でも命』学びと感謝!プランターでお米作りに挑戦してみた! ハッピーヒル(陸稲)

2022年4月22日

母と一緒にプランターでお米づくりに挑戦しました。

1年間の成長過程から調理までの記録です。

直まき

畑で育てられるお米を陸稲(おかぼ)と言い、陸稲の中でもハッピーヒルという品種をプランターに直まきしました。

2週間が経ち様子を見てみると、芽が出てました!

2022年6月1日

稲は更に成長して、プランターを覗くと何やら黒ツヤの何かががいらっしゃいました。

グーグル先生にみための検索をかけた所、外国語の説明ばかりで日本語に翻訳してもらってもわからなかったです。

この子お名前なんて言うの?なんて思いながら外国語を日本語で翻訳したら、花甲虫とは出てきました。

ハナムグリ??

黒くて斑に黄色ぽくてツヤがあって飛ぶ音は少し怖かったけどカッコイイですね!

コンパニオンプランツに枝豆の苗を植えました。

育苗

2022年4月30日

直まきしてから気が付きましたが、

本当はお米をお水にいれて1日1回水換えをして約1週間から10日程繰り返して芽を出してから植えるそうです。

実験がてらこちらも挑戦してみました。

こんな感じにネットお米をいれて2Lのペットボトルを細工してお水を張って

ネットをいれて1週間様子をみました。

数日経ちニョロニョロが出てきました。

伸びてくれたお米さんの状態を『鳩胸状態』と言って

出て来たのは『白い芽』で、その芽を『催芽(さいが)』というみたいです。

更に伸びました。

育苗の動画を見ていたら少し伸び過ぎなことに気が付きました。

閲覧注意ですね笑

失礼致しました。

そしてこの育苗の様子を前のブログの感想に

凄いね!毎日消費していたのに何も知らないの。
あぁ、日々感謝でいっぱいになっていく。


これから育っていくのが楽しみです。

と締めに綴っていました。

2022年5月2日

その伸びた催芽を土に蒔きました。

ペットボトルやトレー

ポットや小さいプランターなどに蒔きました。

いきなりお日様に当てるのは良くないのでネットをしました。

そして、約2週間経過。

ハッピーヒル(陸稲)が伸びてきました!

芽が緑色になりました。


イトトンボ

ある日の朝、イトトンボがハッピーヒルの葉にやってきました。

初めてみて綺麗な色に感動しました。

育苗した稲を植え替え

育苗をした稲を少し植え替えてみました。

長いプランターに土をいれて、感覚を開けて1本ずつ植えました。

一つのプランターに4本植えました。

本当は40cm幅で植えていくそうですが、スペースが足りないのでこんな感じで植えました!

それから梅雨まですくすくと瑞々しく育ってくれました。

夏の失態

2022年6月28日

梅雨が開ける頃急な暑さで葉が細くなってしまいました。

陸稲は畑で育てられるけど、乾燥には弱いそうです。

お水を上げたり雨のお陰で何とか復活してくれました。

それでも枯れた部分もあるので水やりで失態をしたなと反省しました。

水穂

2022年8月9日

稲が育ち穂が出てきました!

と思ったら何だか刺々しい稲で、違う雑草でした。

まだ先の様です。

気が早すぎました。

2022年9月19日

今度こそ稲穂が出来ました!

まだ青く瑞々しいです。

少し経って稲の粒が開き花が咲きました。

お米のお花初めてみました!

それから花粉が出来て受粉していました。

更に少し経ち受粉が完了して実がプクプクしていました。

収穫祭

2022年11月19日

稲穂が黄色くなりました。

収穫祭です!

量が少ないのでハサミで1本ずつ切ってザルにのせて収穫しました。

収穫完了しました!

この状態で2週間自然乾燥しました。

脱穀

脱穀機がなかったので、櫛で1本ずつ母と一緒に脱穀しました。

飛ばない様にそ~っと…

あ、飛んでった!!

あ、また飛んでった!!

とアワアワしながら

私は『一粒でも命!!』と言いながら飛んだお米を拾って母と楽しく脱穀しました。

母も『そうだね。一粒でも命だね』と言って一緒に命の大切さを食べ物へ感謝の気持ちを学びました。

この様に、親子で過ごす時間や命に対する考え方を学ぶ大切な機会が近年では少ないように思いました。

私自身も生活が忙しく、買うのが当たり前で作物の成長過程や生産者の思いや苦労を知らず、命に対する感謝など考えることあまりないなと思いました。

母と一緒に過ごしたこの時間はとても大事な時間だったなと改めて思いました。

もみすり

また別の日にはもみすりをしました。

すり鉢に軟式の野球ボールで軽く押してもみすりをして殻を外しました。

ゴリゴリゴリゴリ…

お米と殻に分かれました!

取れた殻と食べる部分のお米と分けるためにビニール袋にいれてその中で息を吹きかけて一生懸命分けました。

最初は両親と私の三人で一緒に作業して顔に殻の粉をくっつけながら頑張って

出来た分をザルにいれてと繰り返しました。

3分の1が終わった頃に両親は用事で出かけたので残り3分の2は一人で挑戦しました!

最後に吹き飛ばした殻の中に少しお米も飛ばしてしまったので粗めのザルにあけて

細かい殻を取り除いて飛ばしたお米を拾いました。

こちらも軟式の野球ボールを使いました。

少し分かれてきました。

全てのもみすりが完了しました!

お米出来ましたよ!感激ですね。

よく見ると緑色のお米も混じっていたので更に分けました。

そして、取れた分のお米の量がこちら!

プランターで育てたお米はカップ4分の1でした。

育ってくれてありがとう。感謝!感謝!

お米を炊くまでジップロックのタッパーにいれて冷蔵保存しました。

取れたハッピーヒルの調理

2022年12月22日(冬至の日)

取れたハッピーヒルはカップ4分の1と家族で食べるには少ないので

助っ人としてこちらのもち米さんと合わせてご飯を炊きました!

ハッピーヒルは玄米のまま頂きます。

さて、調理開始。

まずは、ザルで少し洗います。

せっかくなのでズームアップして観察。

違いがよくわかりますね。

精米したもち米と育てたハッピーヒルの玄米の一粒の違いも。

洗って…

ツヤツヤになりました!

我が家は鍋で火にかけてご飯を炊きます。

炊き上がったお米。

お茶碗に盛ってみました。

少し遅めの新嘗祭と冬至のお祝いです!

よーく見ると玄米の方には胚芽の部分があります。

自分たちで育てたお米。ハッピーヒル頂きます。

命に感謝!

私も少しお手伝いしながら、母が冬至のかぼちゃなど沢山の夕飯を作ってくれました。

次の日、余ったご飯を潰しておはぎを作りました。

少し塩を混ぜたあんこと合わせて緑茶と一緒に頂きます!

4月から母と一緒に初めて1からお米作りをしてみて、生産者への感謝、商品を繋いでくれる全てくれる方への感謝、命に対する感謝、またお米を食べて命を繋いでくれた両親やご先祖様への感謝と

沢山の学びがあり感謝の気持ちになりました。

2023年の今年も挑戦してみようと思います。皆さんもこの機会にプランターでお米作り挑戦してみませんか?

感謝