京都旅行記
前回に続いて京都旅行2日目のお話です。
2日目はハプニングと奇跡がありました。
冒険の様子をお楽しみ頂けたらと思います。
京都旅行2日目
朝は、6時に起きてすぐ出れるように準備をして
ホテルの朝食を食べにレストランに向かいました。
朝食は和と洋を選べて私は和食を選びました。京野菜を使われていたり京料理を楽しめました。
ごちそうさまでした。
チェックアウトをしてバスに乗り京都駅へ向かいます。
天気は曇り。雨が降ったあとで駅前の地面が鏡の様でした。
電車は奈良線に乗り、2日目は弟とは別行動の為1駅目で別れました。私は2駅目の稲荷駅まで乗りました。
ここからは1人行動になります。ハラハラの大冒険です!
2日目メイン〜京都伏見稲荷大社〜
稲荷駅到着です。
駅を出て道挟んですぐに京都伏見稲荷大社がありました。
人気の観光スポットなのか朝から沢山の人で溢れてました。外国の方も沢山いらしてました。
最初の鳥居を通り真っ直ぐ伸びる大きな参道を進み本殿へ向かいます。
本殿の前では沢山カメラを構えている人がいました。
本殿の大きな門をくぐり、本殿の前には大きな神楽殿がありました。
全国30,000社あるといわれるお稲荷さんの総本社です。
ご祭神は中央座、宇賀之御魂大神です。
本殿に参拝をして本殿の奥の稲荷山を登ります。
どのルートを通ろうか看板をみて迷いました。
やっぱりお稲荷さんは左かなーと思い左の道を行くことにしました。
観光客の多くはは右の有名な千本鳥居の方へ向かう様です。
そうしたら、私は皆とは逆方向に進んでいて前から下山してくる人の波を抗うように進んでいきました。
あちらこちらにお稲荷さんの大小様々なお社がありました。
人気がなくなってきたなと思って最初にお参りさせてもらったのは月日之宮本宮です。
スマホのマップには天照日月之宮と書かれていました。鳥居も丸太をくっつけたような形の石で出来た神明鳥居です。
『世界平和確立祈願根本霊場』
何だかすごい所に来たような気がしました。
世界が平和でありますように。
さらに進むと全く人気がなくなりました。お山の空気感です。
さっきまで沢山いた観光客の皆さんはどこへ行ったのでしょうか。
少し不安とワクワクの気持ちで進んでいきました。
次のお社が見えてきたあたりに猫さんがいました。
白黒の靴下ネコです。
福徳大神。
ここは誰かがしっかりと守っている様でした。
ご挨拶をして
次はどこへ進もうかと考えて後にすると道が2つに別れていました。
完全に山奥の雰囲気で誰もいません。
スマホのマップを見ながら進もうとしますが、道がそれて思っている方へと進めずにいました。
2、3回登っては下りを繰り返してやっぱり進めない。
山の香り、山道の足の感覚、森の景色を楽しんで行ったり来たり。
完全に迷子です。
かぐや姫出てきそう。
そう思ってどうしようか考えていたら、フッと、さっき見た白黒の靴下猫さんの事を思い出しました。
さっきの猫さんは参拝する前に別の道を下っていたのです。
猫さんが行った道ならもしかしたら人がいる道に繋がるかもしれない。
猫さんが行った道なら大丈夫でしょ!と別の道を進んでみました。
ドキドキしながら歩いてると人の声が聞こえて沢山の鳥居の道が見えてきました。
ホッとして山道を下っていくと観光客に撫でられてるさっきの白黒靴下猫さんがいました。
待っててくれたかの様に私を見て、ニャーと鳴きながら私の足元に身体を擦って歩いていた道を登っていなくなってしまいました。
神様、猫様の道案内に助けられました。ありがとうございました。
人がいるのに安心して沢山の人が進む道の流れに乗り鳥居の道を進んでいきました。
すぐ脇には川や小さな滝など水の流れがありました。
気持ちの良い空気でした。
人の流れに乗って進んでいくとまた沢山のお社がありました。
沢山ある中に『大元稲荷大神』と書かれた場所にやって来ました。
そこで、心に『よくここまで来たね』とという声が聞こえた気がしました。
神様でしょうか?
ハッとして何だか少し嬉しい気持ちになりました。ありがとうございます。
また少し歩いていくと池がありました。新池です。
稲荷山中腹にあります。谺ヶ池(こだまがいけ)とも呼ばれているそうです。
開けた風景に落ち着いて癒やされました。
少しまた進んでいくと長い金髪の女性の外国の人に話かけられました。
道を訪ねて来たのだと思い地図を見せて頑張って話を聞いて見たけど英語がわからず。
人が沢山いそうな熊鷹社に案内しました。
私は大丈夫ですか?と日本語で言い、伝わったかわからないままその方からお礼を言われて去って行かれました。
今度は言葉が通じる人に出会える事を祈りました。
色んな観光客の方が沢山いらっしゃいますね。
また進んで行きます。段々険しい坂になってきました。
山から街の風景が見えました。
随分登ってきたようです。
案内看板が見えて今四ツ辻まできたことがわかった所で水分が欲しくなり休憩することにしました。
財布とスマホと折りたたみ傘意外何も持たず山に入り、ここまで何も水分をとらずにいたので喉がカラッカラです。
京都といえば『冷やし飴』ということで、関西で夏の定番の飲み物冷やし飴とペットボトルのお水を注文して、冷やし飴は休憩所で頂きました。
山の上のお水は高級品ですね…。
会計が終わった後一人思わず笑ってしまいました。
山登りは準備が大切だと学びました。
冷やし飴は、青い切子の入ったガラスコップに淹れられてきました。
見た目もオシャレで可愛くて味は生姜と甘い味で少しとろみがあり美味しかったです。少し身体も楽になった気がしました。
夏バテ防止ドリンクと言われるのも納得です。
ごちそうさまでした。
休憩したらまた少し登って行きました。
また沢山のお稲荷さんがあり、すごい名前のお稲荷さんがありました。
宇宙の宙に千。普通に読んだらチュウセンです。
ウチュウセン?なんて思いながら面白いなと写真を撮りました。
思い思いの稲荷信仰が並んでいて、ここまで来るとお墓に来てる様な気分になりました。
皆ご先祖様。なんて思いながら感謝感謝と歩いて行きました。
稲荷山の4分の3まで来ました。
権太夫大神。
次の地点に来ました。眼力社です。
ここは、中々面白い所でした。
狛の狐が逆立ちスライディングしてます。
沢山の狐がいた中で一番愉快な姿をしてました。
面白いので正面からも。
口に加えた竹からお水が流れてます。
狛ではなくて面白い手水でした!
反対側を向くと…
『謙虚と感謝』
今まさに色んな所で学んでる最中の言葉にドキリ。
思わずヘヘッと笑顔になりました。
こんな看板も。
眼力社、時代に生きていく為に必要なこと。
本質を見抜く眼、養いたいですね。
ご利益は、『眼の病が良くなる』『先見の明・眼力を授かる』と言われてるそうです。
本質を見抜く目と謙虚と感謝の心を改めて学びました。
またさらに進んでいくと今度は狐ではなく狛犬が現れてきました。
お稲荷さん特有の赤い沢山の鳥居を通っていると中学の修学旅行を思い出しました。
この時は班行動で千本鳥居の方を登っていて、皆は途中で登るのをやめるとなったので今度は山頂まで行きたいなと思います。
奥村大神に到着しました。
穏やかな表情のお馬さんの狛に癒やされました。
その奥に脇道があり川の様に水が流れてる道がありました。
ここも人気がありません。
豊玉大神、白瀧大明神と地図にあったので冒険に行ってみることにしました。
足元濡れない様に…
また沢山の石の小さなお社がありました。
一番奥に白瀧大明神のお社がありました。
脇道の一番端っこからしっかりとお水が流れていました。
前日の雨からなのかわからないですが、道が川になっていたわけです。
足元に気をつけながら笑いながら戻って行きました。
大冒険楽しかったです。
戻って山頂を目指します。
案内看板も山頂を指してくれています。
もうすぐです!
さらに登って行きます。
地図を見ながら登っていたので、別の道に天龍大神などの龍を祀る神社や水晶山とあって行きたいと思っていたのですが中々道が表示されずモヤモヤ。
行けるのかなと疑問に思いながら、山頂の後に行けたら行こうと進んでい行きました。
薬力社、薬力の滝があるあたりに来ました。
写真には撮らなかったのですが、こちらは無病息災・身体健全のご加護があると言われています。
そして、薬力亭という休憩出来そうなお店がありました。
ここらへんで、『少し休んで行きませんか?』と心の中に声が聞こえて来ました。
興奮状態にあった私は、お昼の時間だなと思ったのですが、お店の入り方がわからず不安になりその声を無視してまた歩き出してしまいました。
後に後悔しました笑
しかもここでは、滝のお水を使ったコーヒーが飲めるそうです。無病息災、パワー充電出来そうですね。
声さん教えてくれたのにすみません。
それから進んでいくと、御劔社(長者社神蹟)にやって来ました。
御祭神は、加茂玉依姫だそうです。
ここは山上古図に、劔石(雷石)と記されているそうです。稲荷山の三つの峰と同じように、古くからの神祭りの場であったようです。
囲われた場所の鳥居の奥に磐座がありました。これが劔石(雷石)かな。
おでこがギューンして驚いたので思わず写真を撮ってました。
さぁ、ラスト山頂へ向かう参道は急階段です。
人も沢山いたので、一気に登って行きました。
着きました!
ついに山頂!一ノ峰!
鶴亀大神とありました。
ツ〜ルとカ〜メが統べった〜?
無事山頂まで来ました。
古くから末広大神と称されているそうです。
創建や由緒は不明の様です。気になります。
標高233m稲荷山制覇!なんて思っていたのですが、その奥に磐座がある大岩大神があるのに後で気が付きました。
またのご縁があれば行きたいと思います。
山頂の脇の花壇の様な所ににスズランが咲いていました。雨に濡れてキラキラと輝いていました。
スズランの花言葉は『幸福の再来、純粋、謙虚』
記念に写真を撮りました。
下山して行こうと思ったのですが、どうしても龍の神社や水晶山に行きたくてなんとか下山しながら行けないかなと道を探しました。
下山の脇道に遠まりになる道がありました。観光客のほとんどは道案内通りの早い方で下山して行きました。
不安になりながらも行ってみることにしました。
傘杉社を通り、天龍大神に辿りつくことが出来ました。
創建や由緒はわかりませんが大切にされているのを感じました。
舞鶴天龍と書いてあるのをみて京都の舞鶴を思い浮かべました。
手水も龍でした。マーライオンみたいです。
こちらは川が流れていて涼しさと湿った空気を感じられました。
途中不安になり迷子で道を大回りしてさっきあった人と会うこともありました。
その人はよく見ると警察官でした。道を尋ねる勇気がその時はなくてスマホの地図を頼りにしてました。
そしたら、13%となって焦って次の清龍神社を目指しました。
そして、名前ははっきりとは思い出せないのですが龍神道なる道がありそこに清龍神社があることがわかりました。
人もいない山の中でスマホの充電がなくなっては
道を調べることも助けを呼ぶこともできないととても焦っていたので、全力で走ってその道を下っていきました。200mあった様です。
そして辿り着くことが出来ました。
ご挨拶をして、後にしようとすると清滝がありました。
最後にとても癒やされました。
流石に充電もないのでこれ以上は通りの下山は出来ないと思い、水晶山までは行くのはやめておくことにしました。
急いで道案内の下山道へ。
さっきより少し雲が薄くなってきました。
下山してる間にも猫さんがいました。
注意看板の近くには…
黒猫の親子がいました。
ニャーと鳴いて子猫を呼び寄せていました。
下山する観光客は皆、親子にメロメロでした。
こちらも道の名称を忘れてしまったのですが、姫が沢山祀られている御産場道なる道を通って本殿へ向かいました。
その中には松尾大神とあり、お参りしたらカラスが屋根の上に飛んできて目の前でカーッと鳴いて去っていきました。迫力がありました。
地図上に大きく乗っている玉姫大神。
他にも沢山の姫などの女性性を感じる神社がいくつもありました。
そして、最後に牛柄の猫さんに出会いました。
キリリッとしたお顔です。かっこいいですね。
癒やされながら人の流れに乗って下山しました。
お寺の観音様もいらっしゃいました。
八霊社(はちれいのやしろ)となる凄そうな所もありました。
中心には宇迦之御魂の像、守りの干支が祀られているそうです。
そこにあった宝珠に蛇が乗っているのをみてちょっと面白いなと写真を撮りました。
御産場道の名前の通り、産場大神なる神社もありました。ここは、子供連れや妊婦さんが多く訪れていました。
安産祈願と生まれた子供への祈願でしょうか?
私も生まれて来れた事に生きている事に感謝して後にしました。
そして最後に大八嶋社の前を通りました。
ここは昔は社殿がなく地主神を元の場所から現在の場所に来た鎮めたそうです。
そして、本殿についてお土産に伏見稲荷大社限定のかすてら饅頭を一つ買って駅へ急いで向かいました。
電車を待っている間に充電を見てみると…
3%でっす?!
とりあえず弟に連絡をして、どうしようか焦りながら調べて、京都駅のコンビニで充電器を買うことにしました。
電池入りのすぐに充電出来る充電器を購入して、なんとかハプニングを乗りえました。
お山登りには水と充電器を準備するのが大切だと学べました。
ハプニングを乗り越えたのもつかの間第二のハプニング発生!
お腹空きました!
この時点で15時半でした。
先程の休憩しなかった後悔がここにきます。
お腹空きすぎて、後2時間でここを去るのかとマイナス思考になってました。
急いでスマホでごはん屋さんを探しました。
ようやく見つけたのは小川珈琲です!
京都のコーヒー屋さん。
京都のしば漬けとたまごのサンドをカフェラテと一緒に頂きました。
ハートのラテアートに癒やされました。
ごはんを食べて少し休憩して落ち着いて来たところでお店を後にしました。
ごちそうさまでした。
弟と待ち合わせするまで少し時間があったのでお土産選びで駅前をプラプラ。
すっかり晴れてきました。
最後のハプニングと奇跡
弟と無事待ち合わせをしてロッカーに預けてた荷物をとり、新幹線のチケットを『なくさないようにね』と弟から渡されて大事にポケットにしまい
新幹線が来る時間までにお土産と夕飯のお弁当を買いに駅内のお店をウロウロしてました。
そして無事お土産を買った後にハプニングが発生しました。
『なくさないようにね』と渡されていたチケットをなくしてしまいました。
弟にはとりあえずお弁当を買ってもらい、私はさっきまでいたおみやげ街道やレジ周りを探したり店員さんに聞いたりしてみました。
お弁当を買ってきてくれた弟と時間ギリギリまで探しましたが見つからず。
走って駅員さんに聞いてみましたが落とし物にも届いていませんでした。
どうしようかと困っていたら、弟のチケットがあることがわかった駅員さんは
とりあえず乗ってもらって降りる駅までに見つかったら降りた駅の駅員さんに伝えてくれる
とのことで急いで新幹線へ向かい改札でも事情を話して通してもらい乗ることが出来ました。
見つからなかったら片道分お支払です。
家族にも連絡しました。
ソワソワした状態で京都にさよならをしました。
ありがとう!またね!
私は奇跡を信じてでも不安になりながら新幹線に乗っていました。
不安があったのと夕方にお昼ご飯を食べたのもありお弁当は新幹線では食べられませんでした。
弟にごめんねと言いながら根拠もなくきっと親切な人が届けてくれるよ〜と言っていました。
弟もごめんねと言って沈黙の車内。
行きより早く新幹線が駅に到着したように感じられました。
新幹線を降りて改札で駅員さんに声をかけるとまだ連絡が来ていないとお話が。
京都駅に確認をしてもらった所…
なんと奇跡的に届けられていました!!
嬉しさの余りジャンプしながら回転してお礼を言いました。
身元確認と証明の紙を書いてもらい無事改札を出ることが出来ました。
届けてくれた親切な方と対応してくれた駅員さんに心から感謝申し上げます!本当にありがとうございました!
家族にも沢山心配かけました。
最後の最後までハプニングと奇跡の体験でした。
後は電車で最寄り駅まで乗って自転車で家に無事帰りました。
安心してお風呂に入り夜ご飯に弟が買ってくれたお弁当を頂きました。
京幕ノ内弁当最後まで京都を楽しめる素敵なチョイスでした。
ありがとう。
中でも、稲荷神社に行っていなり寿司食べられなかったので嬉しかったです。
ごちそうさまでした。
お土産
最後に家族へのお土産も沢山買ったのでご紹介します。
京都お土産まとめです。
まずは、2日目の思い出。伏見稲荷大社限定のかすてら饅頭。
それから、弟との待ち合わせまでの時間で買った抹茶のお菓子と
ハプニングがあった京都駅内にあるお土産屋さんのおみやげ街道で京ばあむ、粟田焼、生八ツ橋を買いました。
京都ばあむは、父がバームクーヘンを好きなのを思い出してレジに並んでる時に見つけて即カゴへ。
粟田焼は、最初に粟田神社に行ったのを思い出して購入しました。
生八ツ橋は、京都来る前から買って帰りたいと思っていました。人気の商品で棚の前はとても混雑してました。
京都といえばお漬物。1日目に買った水なす、大根、刻み壬生菜のお漬物三種と
最後の小川珈琲で食べて思い出したしば漬けも京都駅のおみやげ街道さんで購入しました。
しば漬けは、暫くお弁当に入れて京都の出来事を思い出しながら仕事頑張ってました。
2日間の京都不思議旅最高の思い出になりました。
そして今この体験からとても希望が溢れてずっと苦しかった日々から前に進んでいます。
全てに感謝!
最後までありがとうございました。
平和でありますように。